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8.19 お知らせのコーナーに"ソフトウェアテストシンポジウム2010北海道 好評受付中! ”を掲載

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ソフトウェア構成管理(Software Configuration Management)
 
ソフトウェアの構成管理は、安定したシステム開発・保守・運用を支援する、基盤となる重要な役割を持っています。
しかし、意外と構成管理とは何かを知らない、部分的にしか実践していない組織も多いと想定しています。
これまで習慣的にやっていることが結果的に構成管理としての対応事項の一つになっている(いた)だけでは良い状態とは言えません。
あらかじめ何が必要かを把握し、意図的に実践することが重要です。
ここでは、ソフトウェア構成管理の基礎的な情報を提供しますので参考にしてください。
 
 
ソフトウェアの特徴と構成管理

ソフトウェアは目に見えないだけではなく、多くの構成要素が複雑に関係して動作しています。
また、多くの訂正や変更が行われるため、内容の変化が激しいことが特徴です。
以上の特徴は以前から変わっていませんが、さらに近年は急激な規模の増大とそれに伴い複雑さがどんどん増しており、さらにその開発過程では分散したロケーションで多くの人間が関わり対応しています。
 
またその用途は、当初の事務処理・作業効率化から、航空宇宙、軍事産業、医療産業、社会基盤、経営基盤、普段の生活必需品など人間の生活に切っても切れないものとなっていて、高い信頼性や安全性を実現しなければならないソフトウェアも多いわけです。
 
以上の特性や用途を持つソフトウェアの構成情報を何も管理しないままにしておくことは、多くのリスクを放置することにつながります。
 
 
構成管理の定義

構成管理とは、JISX0020:情報処理用語(システム開発)によれば
 
「システムの構成要素の機能的および物理的特性を文書化し、それらの特定の変更を管理し、変更の過程及び実現状況を記録・報告し、指定された要件が満たされることを検証すること。」
となっています。
 
 
ソフトウェア構成管理における基本的な対応事項

ソフトウェアの構成管理では、基本的に以下の事項に対応します。
 
(1)管理対象ソフトウェアのアイテムを一意に(ユニークに)識別すること。
   
<補足>
識別=identificationとは、IDの語源であり、”同一であることの証明・確認”です。
管理対象物への命名(名前を付けること)により対応することですが、基本的には”名前によりそれがどのようなものかを表す”ようにすることが識別のポイントになります。
 
(2)ソフトウェア製品(完成版)の特定バージョンを構成する、それぞれのソフトウェア・アイテムのバージョンを識別すること。そのバージョンのソフトウェアに、どのバージョンの構成要素が含まれているのかのかが分かるようにすること。
 
<補足>
同じ名称のソフトウェア製品にも、様々なバージョンがありますよね。
それぞれの製品バージョンは少しずつ機能(を含めた特性)が異なっていますが、それは使っているモジュール(部品にあたる)のバージョン(古くはレビジョン)が一部異なっていることで実装されたものです。
 
 
(3)ソフトウェア製品(の構成要素)に対する変更要求の発生~対応完了までの履歴を把握し、追跡できるようにすること。また、変更の過程で問題が発生しないように調整すること。
 
<補足>
(1)(2)までは基本中の基本ですが、開発・運用・保守作業上ではこの(3)が重要です。
例えば
・変更依頼内容を確認し、影響範囲の特定・リスク評価・対応事項明確化・実施判定・対応実施・リリース・・・・などを系統的に対応し、結果として構成情報を把握、確定することが必要になります。
・チームで作業をしている際に、2人以上の担当者が同時に同じモジュールを呼び出し、それぞれが別々に作業を行い、バラバラに書き込むとデグレードが発生します。そうならないための対応事項が必要です。
 
以上の対応も、構成管理としての基本的な対応事項になります。
 
 
 

今後、順次情報を追加していきます。